今世界の主要なマラソンレースを見ていると、順位が上位のトップアスリートのほとんどが厚底のマラソンシューズは履いています。
先日の東京で行われたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)でも目立ったピンクのナイキのシューズ、東京オリンピックの代表に選ばれた4人中3人がナイキのヴェイパーフライネクスト%を履いていました。
神宮外苑にはこんな⇧ラッピングのバスも停車し否が応でもナイキの人気を印象付けました
こんにちはランニング9年の一般市民ランナーワタナベです。これだけトップアスリートが履いて成果を出している厚底ランニングシューズなので一般市民ランナーも履きたい!と思いますよね。
でも、厚底を牽引しているナイキのシューズはプロ用で一般のランナーには扱えないなんて言われていますがどうなんでしょうか?
ランニングシューズ、厚底は何がいいの? 厚底ランニングシューズはどんなものがある ナイキ アシックス ホカオネオネ On アンダーアーマー まとめ
ランニングシューズは以前は初心者にはクッション性を重視した底の厚いものが酔いが厚底は重いので、上級者やスピードを求めるトップアスリートは底の薄いものを求めて履いていました。
しかしその定説をくつがえしたのがナイキで底厚でも軽くて反発性があるシューズです。
国内外で新記録が出まっくって、ケニアのキプチョゲ選手をはじめ日本では大迫傑選手、設楽悠太選手もナイキのズームヴェイパーフライ4%を履いての記録更新となった。
ランニングシューズ、厚底は何がいいの?
まずクッション性がいい事が挙げられます、クッション性がよ良ければ関節や筋肉への負担が少なくなり、怪我のリスクも減りより長い時間、長い距離を走ることができます。
反発力がある事。各メーカーによって厚底の素材や作りは違いますがより反発性、反発力を高めているという点は共通しているようです。もし反発性が全く無いとしたら全てを自らの脚力や体力のみに頼ることになりますが、反発があることによって例えば7の力で10進むことができるようになるのです。これにより疲れにくく、スピードが出せるという利点があります。
前傾姿勢を取りやすいという利点があります
ランニングする時のフォームは重心が後ろにある後傾姿勢を取ると前への推進力が発生せずいくらカラダを動かしても疲れるばかりでスピード出なければ距離も走れません。前傾姿勢をとり続ける事が効率的な走りに繋がるのですが、まだフォームが完成されていないランナーや体力がないとどうしても後傾気味になり無駄な力を使うことになってしまいます。シューズを履いて走る出すだけで前傾姿勢が取りやすい厚底はとても効率的に走れるアイテムとなるのです。
厚底ランニングシューズはどんなものがある
ナイキ
つま先着地のフォアフットからミッドフット走法によりその効果が出るとされている
とにかくスピードにこだわっているシューズは馬力はあるけど扱いが難しいスポーツカーのようなタイプ。鍛えられた筋力もありフォームを完成されていて且つフォアフット走法をしているランナー向きという事でその性能を活かせるには範囲がやや狭い感はあるが、ピタリとハマればスゴイというシューズのようです。ズームXヴェイパーフライネクスト%は¥29,700とランニングシューズとしては高価ですが、これで記録が更新できる可能性が高くなるのであれば惜しくない金額なのかもしれません。ただ走行距離が200kmが寿命と言われておりフルマラソン4回分で履けないのはちょっともったいない気がします。
ナイキの厚底は上級者アスリートだけのものではありません。ズームフライ3は初心者から使える快適性と耐久性を求めたタイプです。その横から見るシルエットは上級モデルのシルエットと変わらず厚底でトップランナー気分で快適なランニングができそうです。
アシックス
速く走る事より長く走り続けるがコンセプトになっているアシックスのMETARIDEメタライド。
日本人に多いヒールストライク走法を前提で作られているのです。
上級者、アスリートではなく初心者から中級者用の厚底という事でナイキとはコンセプトの違いを出しているMETARIDE。同じ距離を走っても疲労の度合いが全く違う、従来よりエネルギー消費が19%少なくいとされ、独特なソールの形は丸みを帯びて反り返る形が効率よく前傾姿勢を取れ、勝手に前に進む感覚でランニングができるようです。しかしこの厚底シューズはナイキを意識してというよりはアシックスはトップアスリートだけのものではなくもっと幅広い層に履いてもらえるシューズを意識して作った結果のスタイルのようなのです。ただ金額が¥27,000というのが初心者中級者には躊躇してしまうところかもしれません。
出典:https://www.asics.com
ホカオネオネ
フランスのメーカーで2009年から始まったまだ歴史の浅いメーカーですがそのテクノロジーやクオリティの高さは沢山のアスリートやランナーに支持されているブランドです。
こちらも初級者から中級者、そしてロングランでも疲れにくいので上級者でも100km
を目指すランナーにも使われるとにかく軽く感じて走りやすい、太もも前部とふくらはぎへの負担が少ないランニングを楽しめる、継続しやすいというランニングシューズです。ホカオネオネもフォアフット走法に適しており、フォームを改善していきたい人に適しているようです。
ランニングの指導では有名な金哲彦さんもホカオネオネを愛用しアドバイザリー契約もしていてそのクオリティは評価されています。ロードモデルで人気のCLIFTON 6(クリフトン 6)が
¥16,200 でその寿命は使用状況で500km~800kmと耐久性がありコスパはとてもいいシューズです。
この他にOn Cloudswift やアンダーアーマーのホバーファントムなどもクッション性と反発性のやや厚底のシューズになっています。
On
Cloudswift
新素材でクッション性、耐久性が良くソフトなアッパーが優しく包み込む。
アンダーアーマー
ホバー ファントム
無重力空間にいるような履き心地の実現と包み込むようなホールド感が人気
まとめ
ランニングシューズの厚底はもはや一過性のブームではなくテクノロジーに裏ずけされた、ランニングシューズの変化となっているようです。2020年の東京オリンピックに向けての2019年秋冬からのマラソン大会、レースでのランナーの足元が気になってきます!きっと厚底のランニングシューズが増えているのではないでしょうか?各メーカーそれぞれのレベルにあった厚底シューズがあるのでレベルに合わせたチョイスと自分もフォームを確認しながらシューズを選んでみてください。個人的には次はホカオネオネを購入予定です。
購入、ランニング後にはまたその感想などをお伝えできればと思います。
それでは Enjoy Running!