最近はワイヤレスのイヤホンで音楽を聴きながらランニングをしている姿をよく見かけます。
お勧めの音楽アプリやランニング時のお勧めの音楽はこれだとか、防水でよりいい音でより軽
く動いてもズレにくい機能的なイヤホンがたくさん出ています。
イヤホンをして走りながら音楽を聴くことががスタンダードになってきました。
音楽を聴きながら走るのは、ただ気分的なものだけなのか、何かに効果があるのでしょうか
メリットとデメリットを検証してみましょう
音楽を聴きながら走るメリット
走るペースをつかみやすくなります。
距離と時間だけではなく音楽をペースメーカーとして呼吸や心拍数のリズムが合うと無駄なく
効率的に運動ができるようになります。
BPMランニングというものがあります。BPMとは1分間に刻むビートの数でこれが走る時の
足を出すペースと合わせると一定のリズムをつかみ易く、動きが効率よくなり走りがスムーズ
になるというものです。
初心者はこのBPMが160から上級ランナーになると175がペースを作りやすいようです。
お気に入りの曲を聞いて気分爽快です
好きなミュージシャンや曲を聴くことでリフレッシュすることができます。
ノリの良い音楽や例えばロッキーのテーマなんかを聴きながら走ったらいわゆるモチベーショ
ンが上がる状態になります。
またリズムが一定したライトな曲を聴きながら走ればリラックスした状態でランニングをする
ことができ疲労感が変わってきます。感覚的に疲れを感じにくく軽減する効果もあるようです。
飽きずに続けやすい
いつもと同じコースやトラックの周回コースなどを走っていると飽きてしまいがちですが、
音楽を聴くことで音楽に気持ちが移ってくるので同じ繰り返しから脱却して続けることができ
ます。
聴く音楽も走るたびに違う曲を聴いたりすればよりこの効果は上がってくるのではないでしょうか。
また音楽を聞いていると時間が早く感じられることがあります。
もうちょっと走ろうもうちょっと頑張ろうという時にもう1曲分もう2曲分というようにする
とより頑張れるということもあります。
音楽を聴きながら走るデメリット
周りの音が聞こえない
これはランニングにかかわらず通勤通学などで歩いている場合も一緒ですが、周りの音が聞こ
えないので危ないということがあります。
車や自転車が近づいてくるのが聞こえないとか、後ろから抜かそうとして迫ってくる足音が聞
こえないので急に進路を変えたりすると危ないなどあります。
ランニングの場合は走る事によってスピードが出ているので思い掛けず大怪我になることも
あります。
また夜走る人にとっては防犯上危険な場合もありますので、とても注意が必要です。
自分の音が聞こえない
自分の走っている足音や息使いがわかりづらいということがあります。
私は自分の走る足音で走る時のフォームや重心がブレてきたかなと判断して走り方を修正した
り、息がちゃんと吐けていないなどを確認しています。
イヤホンで音楽を聞いていると全くそれが感じ取れないのです。楽しみながら、出来るだけ続
けることが大事なランニングですが、自分の状況や状態を確認しながら走るのもとても大切だ
と思いってます。
コードが邪魔になる
コードレスもイヤホンもあるので全てではないですが、意外と走るごとに身体に当たるコード
は気になります。
ランニングパンツの紐が手に当たったり、ウェストバックの折り返しが緩んでいたりすると
とても気になります。
走っているときはちょっとした事でも気になるので私はコードのあるイヤホンは気が散って
しまい走る事に集中できなくなってしまいます。
思考が止まってしまう
私は走っている時は沢山の事を考えて走っています。
走りについてコースについてや走っているフォームについて、足のどこで着地しているか
等々、走る事以外も色々考えます、というより色々頭に浮かんできます。
血流が良くなるからなのか、走る事で脳に刺激があるのかとにかく脳はフル回転しているよう
な感覚です。
いい事を思いついたり、何かを思い出したり。耳を塞いで音楽を聴く事でこの思考は止まって
しまうのです。
まとめ
ランニング中にイヤホンで音楽を聴く事については
メリットもデメリットもそれぞれありますので
どちらがいいという結論は出ませんが、
基本的に私は音楽を聴きながらは走りません。
音楽を聴きながら走るメリットは、音楽を聞かなくても得られると思っています。
しかし個人的な意見ですが音楽を聴きながら走るデメリットは音楽を聴きながら埋められない
と思ってます。
そしてマラソン大会などでも、沢山の応援や、ランナー同士のコミニュケーションもあります
し、通常に流れる音、人の声や周りの人が走る音、自分の息づかいなどを聴きながら走るのが
好きです。
しかし人それぞれで集中できる環境や音がありますので、うまく取り入れて事故なく快適に
走れるようにしていきましょう。