紅葉の河口湖、西湖そして富士山と絶景を楽しめる富士山マラソン。
歴史も古く富士山マラソンとしてリニューアルしてからも2017年で第6回を迎えます。
参加人数も約1万2千人、海外からの参加も多くかなりビックな大会です。
絶景を楽しめる反面、河口湖から西湖への高低差が80mの急勾配が20kmを過ぎたところから
始まるなかなかハードな大会でもあります。
富士山マラソン前準備
私は今回で3回目の参加になる富士山マラソン。
9月位から20km、25km、30kmと毎週少しづつ距離を伸ばしてのトレーニングをして来ました。
今回はシューズをアディダスからプーマに変えての挑戦です。(素人の私にはあまり関係ない
かもしれないが)とにかく前回のタイムを1秒でも上回れたらと意気込んでの3回目の富士山マ
ラソンです。
富士山マラソンはエイドもたくさんあり、飲み物だけではなく場所によってはうどんや、パン
もあり、バナナやお菓子などオフィシャルやボランティア含めて充実しているので走る時に水
などを用意する必要はありません。
食べ物も最低限のジェルやサプリだけで持ち物は軽めで大丈夫です。
ウェアも冬に市街地を走る用で大丈夫です。雨や雪の時の為にウィンドブレーカーや薄手のポ
ンチョなどは持って行って行きますが3回参加中使ったことはありません。
前日は電車で河口湖まで行き、会場までは歩いて10分ほど、ゼッケンとTシャツを受け取りま
す。会場はすでに色々なイベントやたくさんのブースが出来ていて否が応でも盛り上がりが伝
わって来ます。
毎回ランニング仲間と前日入りして富士緑の休暇村に宿泊して、当日車で河口湖周辺まで行っ
てスタートという流れです。富士緑の休暇村は学生の合宿などにも使われる宿泊施設で風呂も
部屋も食堂も広くて快適に使う事ができます。
河口湖周辺の旅館やホテルは1年前から予約が入ると聞いています。周辺に宿泊してと考えて
いる場合は早めの予約が良いようです。
ゆっくり風呂に入り体を温め、食事はほどほどビールもほどほど(いつもと変わらず普通に飲
んで)10時頃就寝でフルマラソンに備えます。
富士山マラソン当日
5時に起床して、いつも通り朝食は軽めにヨーグルトとフルーツ、ちょっとだけパンをかじり
朝食は早めに切り上げ、部屋で着替え。前回アキレス腱あたりが痛くなったので今回はかかと
からふくらはぎにかけてV字にテーピングを施しました。
機能性タイツにランニングパンツ、長袖と半袖のTシャツを重ね着して、手袋は軍手、今回帽
子はかぶらずサングラスのみ。これで準備OKで数人で車で河口湖周辺の有料駐車場に向かう。
毎年停めてる湖畔の駐車場からスタート地点はすぐなので準備運動とジェルを飲み込んでスタ
ート時間を待ちます。
ABC・・・とタイム順にスタートエリアが決まっているので自分のエリアで待機と身体温めの
運動を、でも混んでいるのであまり大げさには動けない。
主催者さんやら大会関係者さんやらゲストさんのスピーチやらがありいよいよスタート!
でもエリアが後ろの方なのでスタートをまたぐのに5~6分かかるかな、ようやく走り始めら
れました。
河口湖湖畔を少し走り左に曲がると正面に富士山がどーんと鎮座、ここはまさに絶景でみんな
早速写真撮りをするスポットです。
しばらく富士山に向かって登りが続き折り返して街中を抜けて10キロを過ぎ河口湖大橋を渡り
いよいよレースって感じの走りができる雰囲気。
富士山のふもとで河口湖、西湖とも標高は高いので雪などの心配はありますが、当日はまずま
ずの天気でスタート除雪などしたのか、積もっていなかったのか、道路は普通に走りやすかっ
たです。
外国の方も多く特に台湾からの参加者が多いように思います。海外からの方は観光にウェイト
があるようで自撮り棒を片手に走ったり、みんなで楽しみながら走っている方がたくさんいま
した。
そして20キロを過ぎ西湖までの登りです。
かなりの人が歩いてしまうところですが、なんとか走る格好だけはつけて西湖までたどり着きました。
ここからが以外に長い、西湖の周りをぐるっと一周、途中の応援や子供さんがチョコを配って
くれたりしているのでここはなんとか踏ん張って走ります。
30kmくらいのエイドでパンやうどんも食べられます。たくさんの人が小休止で食べ物をもら
う列に並んでいましたが、ここは我慢してジェルを飲み込み走り続けます。
35km付近でさっきの坂を今度は下りです。
動きが鈍くなった足に下り坂はキツイけどせっかくなので少しスピードアップ。
再び河口湖まで降りて来たらもう数キロ、でも足が前に出ない、河口湖マラソンは標高差のあ
る坂道もあり、また天気が良くても基本的に気温が低い土地なので身体への負担が通常よりか
かる大会ではあります。
エネルギーの補給はまだまだ大丈夫と思っている前半からしっかり取らないと後半で急失速し
てしまいます。
後半のエイドではスポーツドリンクとバナナを頬張りなんとか足を動かす。(今更頬張っても
遅い感じですが)
最後ゴールまでの数キロはスタート後に通った道を通るので、後どのくらいかがなんとなくわ
かります。ゴールが見えたら後は気力でラストスパート。
たくさんの人が応援してくれる中なんとかフィニッシュゲートをくぐり完走です。
ゴール後は記念のメダルとミネラルウォーターを受け取り、無料の豚汁で体を温め完走の感慨
に耽ります。
豚汁を食べるために下に座り込むと足がガクガクで食べた後なかなか立ち上がれません(笑)
富士山マラソンを終わって
コース上にある宿泊施設やお店のトイレが解放されて使えるのでかなり安心。
コース前半の方でなければそんなに並ばずにトイレは使えます。
エイドもたくさんあるので水や食べ物も十分です。
沿道ではバンドの演奏や太鼓など応援してくれたり、地元の人が外に出て応援してくれるのが
とても和やかで思わず笑顔になります。
まとめ
富士山マラソンは大きな高低差の坂の登り降りがあるのと、制限時間が6時間なので多少キツ
メではありますが、気温も低い地域ではありますが雨雪でない限り走っている最中に寒さを感
じる事はありません。
イベントがあったりエイドの充実や景観の美しさなど走る環境が整っているのでお勧めの大会
です。雄大な富士山を眺めつつ走りを楽しんでください。