年齢より5歳若くを目指して
ランニングはアンチエイジングになるという話はよく聞きますが、急に若返ったりする訳ではありませんね。アンチエイジングに興味を持ったり、意識したりする事で若く見えるようになるのかと思います。年齢より5歳若くを目指して実践したり感じた事の記事です。
こんにちはランニング歴9年の一般市民ランナーワタナベです。昭和の頃テレビのCMにも雑誌にもこんがり小麦色の肌でモデルがニッコリ笑う、日焼けは一つのステイタスでもありそれが健康的で良いとされたという時もありました。冬でも日焼けサロンに通い肌を焼いていた人もたくさんいました。
しかし今となっては過度な日焼けは肌には大敵で若いうちからケアをしていかないと、歳を重ねると日焼けしまくった肌はシミやしわの大きな原因となる事は周知の事となりました。「絶対焼かない」とUVケアの化粧品は年々増えて男性にもだいぶ普及してきたと思います。
糖化とは
健康的に見える小麦色の肌は焼いたパンのように肌表面の焦げですが、体の中にも焦げという現象があるんです。
これが肌だけでは無く身体の中も老化していく原因の一つでもある「糖化」で、体のこげとも言われています。
糖化とはタンパク質と脂質が体の中で糖と結びついた状態です。血液中に余分な糖分がタンパク質、脂質とくっ付いて老化促進物質のAGEを作り出します。ホットケーキも中に含まれる砂糖と牛乳などのタンパク質が結びついて褐色に変わるます。まさに同じ様な状態です。
糖化は肌のコラーゲン繊維を徐々に壊したり、糖化でできた老廃物が残りシミやくすみとなり肌の艶や透明感が失われて髪にも影響を与えます。また動脈硬化となるリスクも高まり脳梗塞や心筋梗塞の不安も出てきます。しかもアルツハイマー病との関連も指摘されている様で、こんなにたくさんのリスクがある糖化は見過ごせない存在なのです。
どんな時に
これは食後30分~1時間で血糖値が上がり、血糖値が上がった状態で糖化が起こります。
という事は血糖値を上げない食べ物、食べ方、方法で老化を少しでも遅くらせていきたいという事なのです。
食事で血糖値が上がるとインスリンが分泌されて一時的に血糖値を下げるのです。この時に低血糖になり空腹感を感じるので食後2時間くらいでお腹が空いた感覚は本当に空腹では無く血糖値の上がり下がりからくるものです。しかしこの時にまた何か食べてしまうと悪循環なので覚えておきましょう。
予防と対策
早食いは急激に血糖値をあげる原因となるので、まずは食事にゆっくりと時間を掛けることです。時短と効率化を求められる世の中ですが、身体の事を考えると食事の時間だけは落ち着いて時間を掛けて取っていきたいところです。
特に昼食は食べるのは早く食べて残り時間をゆっくり過ごそうと早食いになってしまいがちです。また夕食も昼食との時間が空いてとてもお腹が空いてついつい急いで食べてしまいます。
危険なのは「食べ放題」とかタイムサービスで「大盛り無料」と言われると反射的にじゃあ大盛りで!の一言。たまにはいいかもしれませんが習慣的に食べ放題や大盛りの人は抑えた方が良いかもしれません。
そして食事の時は意識してゆっくり噛むようにしましょう。
そして血糖値の上がりやすい(GI値の高い)食パン、精白米、もち、うどん、ジャガイモ、ニンジン、チョコ、ホットケーキ、ドーナツ、キャンディなどはそればかり大量に食べたり、同じものを続けて食べたりせずに、バランス良く摂取していく様にしましょう。
次に食後の運動が良いようです。あまり食べてすぐ過激な運動はさけるべきですが、
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が糖化を抑えるのです。血糖値が上がる食後1時間、この間に30分から1時間の軽い運動をトライしてみましょう。また、運動後に糖分を多く含む飲み物などを取るとまた血糖値が上がってしまいます。水やお茶などで水分補給が良い様です。
・朝食後はだいたい通勤があるので階段を使うなどチョッとだけ運動量を増やしてみましょう。
・昼食はチョッと遠くに食べに行って帰りにウォーキングで帰ってくるなどを増やしていくのはどうでしょう。
・夕食はGI値の高い食品を(ご飯など)チョッと減らして食後に軽くランニング、ジョギンをしてみてはどうでしょう。これって糖化、老化の予防の上にかなりダイエットにもなりますね。見た目も身体の中身もスッキリしそうです。
食間はそれぞれ6時間づつ空けて、就寝の3時間前までに夕食を済ませられれば理想で的の様です。
食生活を見直して少しづつでも変えていければ10年後20年後に大きく差が出るのではないでしょうか。ランニングをタイミング良く続けて「糖化」による「老化」を抑えて5歳若くを目指してみましょう。